第1回品質月間の様子
- 日時
昭和35年11月1日~30日
ただし、昭和35年10月1日~31日を準備期間とする(なお10月は工業標準化振興月間である)。 - 目的
品質管理を全国的に推進し、わが国産業の合理化と発展に寄与する。- 全国各企業、事業所、団体が品質月間を行う
- 一般消費者、学校などへの品質管理思想の普及を行う
- 海外には日本が品質管理をよく行っていることをPRし、貿易の自由化に備える
- 行事
- 各社で品質月間あるいは品質管理強調月間を行う
- サービス等へのQCのPR
- 講演会、討論会
- 相談会
- ポスター、標語を委員会で作成し、全国に配る
- 消費者へのPR
- 海外へのPR
- 地方講演会、討論会
- 学校へのPR
- 品質月間を象徴として旗およびマークを作成する
- 視覚教育
品質月間委員会作成のポスター
第1回 昭和35年(1960年)
テーマ | なし |
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品質標語 |
「みんなで守ろう作業標準」 「みんなで廻せ管理の輪」 「バラツキ退治で笑顔のお客」 「不良・手直し道楽息子」 |
品質管理特別講演会・討論会(大阪) | 中小企業と品質管理 |
月間地方講演会 |
札幌、仙台、新潟、富山、岡谷、名古屋、横浜、神戸、新居浜、広島、福岡の11会場。 参加者2,740名 |
品質月間参加会社は142社以上、Q旗・ポスター・標語は注文が殺到して完売し、講演会は参加者が多く、会場からあふれる状況であった。
大阪で開催された品質管理特別講演会・討論会では、テーマ「中小企業と品質管理」と題し、開催され満員の盛況であった。中小企業でどうやって品質管理を進めるべきか、について熱い討論が行われたと第1回品質月間の活動成果を「品質管理」誌Vol.12、No5に記されている。
当時、工場に掲揚されたQ旗