品質月間テキスト

コニカミノルタの品質経営
対象:トップ、部課長
内田 雅文氏 (コニカミノルタ(株) 執行役 環境経営・品質推進部長)
デジタル・ネットワーク化が本格化し、イメージング業界に大きな変化が起きつつあった2003年。このパラダイムシフトに対応して、ビジネススタイルを大きく変革するために、「光の技術」を原点とするコニカ(株)とミノルタ(株)の2つの会社が統合し、コニカミノルタ(株)が誕生しました。同社は2014年に「企業の品質経営度調査」で総合ランキング1位を獲得し、2016年にも総合ランキング2位となりました。本テキストでは、品質担当のリーダーとして牽引されてきた内田氏に同社の品質経営の歩みとその実現のために仕組み、そして今後の課題などをまとめていただきました。品質経営を推進する上で、同社がもがき苦しみながらやってきたことを題材に、なぜそういう活動をやりはじめたのか、どういう考え方・思想で実施してきたのか、苦難をどんな工夫をして乗り越えたのか、同社の取り組み事例を中心に紹介していただきました。品質経営を推進する上できっと参考となる一冊となるでしょう。

よい品質は よい職場から ~名北工業におけるTQMの実践~
対象:トップ、部課長
福西 康和氏 (名北工業(株) 代表取締役社長)
名北工業は自動車部品メーカーを主要ユーザーとする冷間圧造用高級鉄鋼線の二次加工メーカーです。主要製品として、自動車の主要機能に関わるエンジンや足廻りなどに使われている重要保安部品用鋼線を中心に、各種自動車部品用鋼線や、航空機部品用鋼材も製造・販売している会社です。同社は全社一丸となったTQM活動を実践され、2013年にデミング賞を受賞しました。同社では、活力ある職場があってこそ企業の発展があるとの考えのもと、イキイキ職場(=社員一人ひとりが仕事を通じて、「つながる喜び」「頼りにされる、感謝される喜び」「達成する、成長実感する喜び」を、多く得られる職場)づくりを目指しています。
そして、「TQM活動」と「イキイキ職場」は非常に密接な関係にあると言えます。「TQM活動」を推進することにより「イキイキ職場」が活性化し、「イキイキ職場」を活性化することにより「TQM活動」の効果がさらにあがります。同社では、この相乗効果を活かした愚直な活動を展開しています。本テキストでは、同社が実践されたTQM活動の事例を中心にイキイキ職場の実現に向けた取り組みを紹介しています。よい職場の参考事例として、ぜひ経営トップ層に読んでいただきたい一冊です。

経営環境の変化に応じた独自のTQM推進
対象:トップ、部課長
中村 聡氏、高倉 宏氏 (トヨタ自動車九州(株) TQM推進室)
トヨタ自動車九州は、世界のレクサスブランドの約50%の生産を担うトヨタグループの中で自動車およびその部品の製造を担う主力工場です。1991年に車両生産工場として設立され、1992年以来「お客様第一」「高質廉価なモノづくり」を目指し、取り組んでいます。2010年から会社ビジョンを一新すると共に、TQM活動を強化し、さらに2014年からは全社のTQM活動の活性化を加速させるためにTQM推進室を設立しました。そして「世界のお手本工場」を目指し、TQM活動レベルと組織能力を向上させ、経営目標、戦略達成に向け取り組んだ結果、2016年にデミング賞を受賞しました。
同社がトヨタグループの一員として、基本理念、トヨタウェイなどの価値観をトヨタ自動車と共有しながら、ビジョン達成のための実践されてきた独自のTQM活動を、本書を通じて紹介します。これからデミング賞に挑戦する企業のトップ層の方やTQM導入に向けて取り組んでいる企業の方には大変参考となる一冊です。

プロアクティブソフト開発システム
~社員の困りごとを先取り解決する組織的仕事の仕方~
対象:部課長、スタッフ
(株)エィ・ダブリュ・ソフトウェア 開発部
エィ・ダブリュ・ソフトウェアは、「品質至上」を経営理念とするアイシン・エィ・ダブリュのソフト開発専門会社です。同社ではカーナビゲーションをはじめとする車両情報技術(VIT: Vehicle Information Technology)向けのアプリケーションソフトウェア、地図データベースおよび次世代VIT要素技術を開発しており、アプリケーションソフトウェアや地図データベースは、VIT製品にて世界トップレベルのシェアを誇るアイシン・エィ・ダブリュ社の製品に搭載され、世界75 の国と地域のお客様に広く使われています。同社は2011 年から「5年で開発費の半減」、「技術力の強化」を方針とし、「プロアクティブソフト開発システム」を開発・実践し成果を上げ、それが評価され2016年に日本品質奨励賞品質革新賞を受賞されました。本テキストでは「プロアクティブソフト開発システム」の開発経緯を踏まえ、効果的な仕事の変革のための仕組みづくりや職場改善の事例などを紹介していただきました。ソフトウェア業界の方だけでなく、職場改善に取り組む企業の方にも大変参考となる一冊です。

変革への挑戦 ~中小企業こそIoTを!~
対象:部課長、スタッフ
木村 哲也氏 (i Smart Technologies(株) 代表取締役社長 CEO)
旭鉄工は年商150億円台のトヨタ自動車1次仕入れ先で、エンジン・トランスミッション・サスペンション・ボディ等幅広い部品を生産しています。筆者は、海外駐在も含め18年間、トヨタ自動車の技術部で主に操縦安定性と乗り心地の製品開発の実験に携わり、最後の3年間は生産調査部でトヨタ生産方式に則った改善活動に従事しました。その後、旭鉄工に転籍し、取締役、副社長を歴任し、現在は社長として経営全般を担当しています。
同社では、生産現場の改革のためには全員参加で知恵を出し合い、安価なセンサーを使い、自社開発で生産ラインのIoT化を実現してきました。これによって、生産数、サイクルタイム、停止時間を把握し改善スピードを大幅にアップしました。なかには、1時間当たりの出来高が69%アップし、休日出勤・残業ともゼロと効果を上げたラインもあります。トヨタ自動車での長年の経験から、従業員500名弱の旭鉄工で成果を出した事例をベースに、初期投資を低く、そして昭和の機械も接続可能で、町工場でも簡単に使えるIoTシステムをみなさんにご紹介します。

ヒューマンエラー発生のメカニズムとその対策
~ヒューマンエラーは原因ではなく結果である~
対象:現場、スタッフ
河野 龍太郎氏
(自治医科大学 医学部 メディカルシミュレーションセンター センター長、医療安全学教授)
組み立て工場や機械整備の現場などで発生した事故を調べてみると、ヒューマンエラーが関係していたものがかなり多いことが分かります。しかも、あの時、ちょっと注意をしていれば防ぐことができたと考えられるものも多いため、「原因は不注意にある」と考えている関係者が多いように見えます。
「事故の原因は不注意にある」と考えると、対策は「注意せよ」という人間の意識に対する対策しか出てきません。しかし、事故は不注意だけで発生するのではありません。また、原因とされた不注意も、不注意の背後にある要因をさらに探っていくと、不適切な注意の配分の結果であることが分かります。
このことから「ヒューマンエラーは原因ではなく結果である」という理解が必要です。不適切な注意配分にならざるを得なかった背後要因を解明しないと有効な対策をとることは困難です。本テキストでは、ヒューマンエラー発生メカニズムをベースとしたエラー事象分析手法(ImSAFER)を提案し、病院や医療安全セミナーで事例分析の実習を指導されている河野氏にヒヤリハット事例の分析方法やエラー対策の考え方について、まとめていただきました。ぜひ、ヒューマンエラーについて今一度考えてみたいという人には大変おすすめできる内容となっております。

品質・環境マネジメントシステムの効果的運用法
~2015年版ISO9001/ISO14001の移行ポイントを踏まえて~
対象:ISO
仲川 久史氏 ((一財)日本科学技術連盟 ISO審査登録センター 品質・環境審査室 スペシャリスト)
ISO9001/ISO14001の2015年版が発行されて約2年が経過しました。筆者が所属する日科技連ISO審査登録センターでは、登録組織に向けて機関誌「ISOニュース」を年4回発行しています。これまでISO9001及びISO14001の改正背景とポイント、ひとつのマネジメントシステムとしての捉え方等やマネジメントシステム認証制度の変遷を追うとともに、第三者審査の在り方等について執筆してきました。
本テキストでは、その内容をベースとして、業績が伸びている組織の共通性や内部監査の有効性向上法を紹介しています。また、ISO9001品質マネジメントシステム及びISO14001環境マネジメントシステムそれぞれの2015年版改正の変化点の内、特に組織が留意すべきポイントについて、筆者の経験を加えて、その対応例を紹介しています。品質・環境マネジメントシステムを効果的に活用されたい企業・組織の皆さまに、ぜひ読んでもらいたい一冊です。

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