今こそ目指そう 新たな社会のクオリティ

テーマ主旨

日本語 英語

品質月間テキスト

キリンホールディングスのCSV経営と取り組み

金田大樹(かねだ ひろき)
キリンホールディングス株式会社 CSV戦略部 グループ企画担当
キリングループは、2019年度からスタートした長期経営構想「キリングループ・ビジョン2027(KV2027)」において、“食から医にわたる領域で価値を創造し、世界のCSV先進企業となる”ことを目指しています。本テキストではキリンホールディングスの“事業を通じて社会課題の解決に取り組む姿勢”や“食品・医薬品を扱う企業としての品質の取り組み”をお伝えいたします。コロナ禍の厳しい環境だからこそ、CSV経営をより一層深化させ新たな成長ステージを目指しているキリングループの紹介が、皆様のSDGsに向けた活動に役立てていただければ何よりです。

これからのコミュニケーションの取り方

重光直之(しげみつ なおゆき)
株式会社ジェイフィール 代表取締役/コンサルタント
International Masters Program for Managers (IMPM) ジャパンモジュール、アドバイザー
特定非営利活動法人 World Theater Project メンバー
コロナ禍において職場の様子は一変し、コミュニケーションの取り方も大きく変化しました。リモートの活用というテクニカルな事だけでなく、会社や仕事が優先されるのが当たり前、という認識が崩れていることを直視する必要があります。前提が違うと、どんな方法をとってもコミュニケーションは成り立ちません。互いの価値観をどうつないでいくのか、これからのコミュニケーションの取り方を4つの視点でわかりやすく解説します。

変化を超えて未来を拓く方針管理

村川賢司(むらかわ けんじ)
村川技術士事務所 所長
顧客・社会のニーズ・期待など組織を取り巻く経営環境は常に変化しています。組織が持続的に発展するには変化を的確に把握し、迅速に改善・革新することが肝要です。方針管理は、プロセスの改善・革新を組織的に実施する有効なツールとして生み出され、多くの組織が取り入れています。本テキストは、方針管理の本筋を探り、方針に基づくPDCAサイクルをどう回せば,組織が目指したい姿を実現するための道筋を拓けるか解き明かします。

品質保証の業務と人材教育

松本隆志(まつもと たかし)
東京海洋大学 学術研究院 食品生産科学部門
大学院食品流通安全管理専攻 教授 農学博士
2021年6月に全ての食品等事業者を対象にHACCP制度化が始まった。HACCPなどのシステムは導入が始まりであり、継続的に維持・向上をしなくては形骸化する。食品等事業者における品質保証の業務の中で、HACCPは一部であり、消費者や他事業者に安全な食品を供給するために様々な取り組みが行われている。製品導入時の評価、法規対応、品質監査、トラブル対応などの品質保証業務と、それらを遂行するための人材育成の一端を紹介する。

新たな価値創造としてのサービスエクセレンス

水流聡子(つる さとこ)
東京大学 総括プロジェクト機構 「Quality とHealthを基盤におくサービスエクセレンス社会システム工学」総括寄付講座 特任教授
「サービスエクセレンス」とは、卓越した顧客体験をもたらす優れたサービスを提供し続けることができる組織能力です。組織が「サービスエクレセンス」を獲得することで、エクセレントサービスの設計活動が展開され、ポジティブな感情を伴う顧客体験の提供がなされ、顧客満足を超える「デライト≒喜び・感動)」を顧客が感じます。この感情は顧客に組織への信頼を抱かせ、リピーター・推奨者として、新たな価値創造と利益を組織にもたらします。
本テキストでは、サービスエクセレンスピラミッド、サービスエクセレンスという組織能力の要素、新たな価値創造を実現するためのエクセレントサービスの設計活動、顧客と提供組織との「共創環境」構築、顧客接点・データ接点の設計とIoEテクノロジーの重要性について、解説します。

ワクワク・イキイキするモノづくり・コトづくり
~守りの品質から攻めの品質へ~

加納健良(かのう たつよし)
株式会社デンソー 情報通信開発部事業開発4室 所属
兼 「ふれAI」プロジェクト代表
100年に一度の大変革、人生100年時代。そして、COVID-19 による社会の変化の中で、顧客の要求通りの品質を作り込む「守りの品質」だけではなく、顧客への仮説検証を繰り返すことで品質を上げていく「攻めの品質」が求められています。その中で、自らがワクワク・イキイキと感じられることと従来のことをかけ合わせ、周りを巻き込みながら新しい価値を生み出していくことを”楽しむ”方法をお伝えします。

ニューノーマル時代のQCサークル活動

QCサークル誌運営・推進のページ(2021年上期)小委員会
コロナ禍で三密回避が叫ばれる中、全員参加を実現する上で重要な役割を果たすQCサークル活動と感染防止策との両立が課題となっています。この状況を克服していく有力な方法の一つにITの活用があります。しかし、本質は何かを考え、従来のやり方を大きく変えていくことは容易でなく、組織や職場によって対応がまちまちとなっています。この背景には、進化しつつあるITにどんなものがあり、そのメリットやデメリットがどこにあり、それをどのように自分達の活動に利活用していったらよいかわからないことも影響していると思われます。本テキストでは、こういった状況を踏まえ、QCサークル誌の連載企画「ニューノーマル時代のQCサークル活動」をベースとしてITをQCサークル活動へ利活用するための様々な工夫やヒントを紹介します。