第57回品質月間テーマ

あなたが主役 みんなでつなぐ 感動と安心を!

 顧客と社会へ感動と安心をお届けするために、提供する側(企業や官庁など)・される側(消費者や市民など)・される場(社会)が三位一体となり、これまで長年にわたって培ってきた品質を原点とする行為(経営やサービスなど)に磨きを掛けることが必要です。
 昨年、生誕100年を迎えられた石川馨先生は、「アメリカ発のテイラー主義は、マネージャーはマネジメントをし、作業員はロボットのように扱われ、毎日毎日同じことをさせられて一生を終える。」、「本来、経営は、Q(品質), C(コスト), D(納期・提供時期)は第二の目的であり、第一の目的は人間性尊重、即ち、組織の人々が人から言われたからではなく、自主性を持ち、自発的に行動し、頭を使ってよく考え、人間の能力を発揮し、生き甲斐のある、世界の人々全員が幸福になることである。」と述べられ、利益のみを追求するのではなく、一人ひとりの成長と生き甲斐を大切にする経営を推奨されました。
 人と人をつなぐインターネットが普及し、モノとモノとをつなぐIoT(Internet of Things)が注目される中、最も大切なことは、人と人との“心と思いをつなぐ”ことです。営業・開発・設計・購買・製造・施工・サービス等の各部門はもとより、財務・人事・総務をはじめとする本社部門、そして、海外の現地法人の方々に消費者をも加えて一人ひとり“みんな”が主役となって心と思いをつなげることで、その結果、感動と安心をお届けし、仕事への誇りを持ち、互いに交わす笑顔で満ち溢れ、環境に優しい社会を構築することが、これからの社会のあるべき方向です。
 以上より、昨年度の品質月間のテーマ「みんなでつくる」から、一歩進んで「みんなでつなぐ」を本年度のテーマとして活動していきたいと思います。

この活動に参画していただける“あなた”が主役で、一人ひとりが自主性を持って社会の皆の心と思いをつなぎ、感動と安心を一緒に届けましょう!

第57回 品質月間委員会委員長
鈴木 和幸(電気通信大学 大学院特任教授)